こんにちは。
Personal Gym LIMIT 府中店
店長の福村です。
今回はグルテンフリーに気を配りダイエットやボディメイクに取り組んでいる皆さん、これからダイエットやボディメイクに取り組もうとしていて現在食べている食材をグルテンフリーのものに変えた方がいいのか。と悩んでいる皆さんに向けてグルテンフリーについて解説していきたいと思います!
ダイエットや美容、健康といったキレイになるためにはグルテンフリーは果たして必要なのでしょうか。
結論から申し上げると、
ダイエットやボディメイクが目的で体脂肪を落とそうとしている人がグルテンフリーに取り組むことに効果はありません!
その理由についてグルテンフリーの本質や効果と共に解説していきます。
グルテンフリーとは?
グルテンフリーとは、小麦に含まれるタンパク質の一種である『グルテン』を摂取しない方法で、必然的に小麦製品を普段の食生活から排除します。
ちなみに、パンや麺類などのモチモチした食感は『グルテン』が担っています。
もともと、グルテンフリーという食生活は※『セリアック病』へのアプローチ方法として考案され、プロテニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手や海外セレブらが美容や健康のために取り入れたことで普及してきました。
※小麦に含まれるタンパク質は消化吸収がされにくく、腸に残りやすい傾向にある。その一部が腸の壁を傷つけることで炎症反応を起こし、食欲不振、消化吸収不良、パフォーマンス低下などを引き起こす。
グルテンフリーの効果を正しく理解しよう
グルテンフリーと調べると『痩せる』『ダイエット効果』などのキーワードが検索されることが多々ありますが、これは小麦製品が高カロリーであり血糖値の上昇を表すGI値が高いということを根拠としているようです。
しかし、グルテンフリーの実施により痩せたりダイエット効果があるという科学的根拠は存在しません。
グルテンフリーは、あくまでも、『グルテン』を摂取することにより体調が悪化する人の向けたアプローチ方法であり、小麦アレルギーの人が『グルテン』を排除した食事によってアレルギー反応を抑制することは期待が出来ます。
ここで大事なことは、グルテンを排除したことで脂肪燃焼効果が高まるなど『痩せる』『ダイエット効果』といったキーワードに繋がるような効果は期待できないということです。
セリアック病の人やグルテンが原因で小麦アレルギーを引き起こす人は、人口の1%未満と言われています。
グルテンフリーの食材は糖質量が高い。
小麦は高カロリーだからグルテンフリーの食材にしている。とよく耳にします。
しかし、実際のところグルテンフリーで小麦の代わりとなっている米と、小麦100gあたりのカロリーを比較すると、前者は356kcal、後者は337kcalとカロリーにほとんど差はありません。
さらには、グルテンフリーのパスタなどには人工的に作られた精製糖質が添加されているものが多くあり、グルテンフリーの食材はグルテンフリーではない食材に比べて糖質量が高い傾向があります。
また、グルテンフリーではない小麦製品には、『グルテン』が含まれるものの、ほかにビタミンやミネラルが含まれます。一方でグルテンフリーの食材にはそれらの栄養素が欠損している可能性が高いのです。
まとめ
いかがでしょうか。
解説した通り、グルテンフリーを始めたからと言ってダイエット効果があるわけではありません。
グルテンフリーは一般の人の身体にとっていいものなのか、ダイエットに適した方法なのか。理解が深まったのではないでしょうか。
グルテンフリーに限らず最近ではSNSなどの普及により様々なダイエット情報が出回っています。すべての方法を片っ端から試していくのではなく、しっかりとそれらのダイエット方法の本質を理解し自分に合っているのかの判断をしていくことが大切です!